マトリックス 映画
毎週、うちに来てくれるマッサージの先生のお勧め映画、「マトリックス」を
今頃になってみた。
アクションシーンはあまり面白くなかったけど、
現実世界とマトリックスの世界、どちらをリアルと思って生きるのが幸せ
なのか、と考えて面白く思った。
登場人物中の裏切り者が、現実に目覚めてうんざりで、カプセルにもどり
マトリックス世界で生きたい、現実の記憶は全部消してほしい、とエージェントに
頼むシーンが好きだ。
先日読んだ、グルジェフの話、
魔術師が羊に催眠術をかけて自分は人間だとか、なんだとかと思い込ませたら
羊飼いも柵もなくても羊たちはおとなしく暮らすようになった、という話を
思い出させた。
マトリックス世界ではなくとも、
現実に目覚めるというのはなかなかきついものである。
目覚めて、もっと人間として向上したい、と思う人間もいるだろうし、
(映画の中でいうと、戦ってる人たちみたいな)
現実に目覚めて、うんざりして、そこで止まるどころか落ちていく人間もいるだろう。
どっちが別に偉いとは思わない。
何を幸せと感じるのかは、人によって違うんだからしょうがない。
とりあえず、マトリックスの最初のだけ見たわけだが
ここまでだけだと何も話がすすんでいない。
続きのも観ようかな、と迷い中。
なんだか先に進むにつれて面白くなくなりそうだから。