楽になったこと
歳をとって楽になったと感じるのは、
利口ぶる嫌な癖がなくなったからだろう。
以前は、人よりちょっと物知り、ちょっとこだわりがある自分というのを
アピールしたくて、人と話していても小ネタをはさもうとしたり、
自分でもいやな感じだったと思う。
歳をとるにつれて、
べつに自分が話を盛り上げなくてもいいじゃないか、
自分の話なんぞ、しなくてもいい、
人の話を聞いているだけでも十分、
いや、むしろたいして人とかかわりたくないし、
人の印象に残りたくない、、と徐々に思うようになってきた。
その結果、人との集まりなんぞにはおおよそ出かけないし、
ほとんどの時間を一人で過ごしているのだが
それで十分楽しいという現在である。
人と関わらないとボケるのが早いそうだが、
しょうがない。
なんだか、今までずいぶん無理をしていたな~と過去の自分を振り返って思う。
楽になれて、よかった。