一周回って趣味がもどってくる
ある年齢ごろから(20代半ばくらい?)40代後半まで、服装の面でわりと男受けというのを意識した趣味に傾いていた。
ぶっちゃけ、
お金持ちそうで男にもてそうで、リア充みたいな服装を演出していた、
と自分でふりかえり、無駄遣いしたな~とつくづく思う。
まあ、それも人生だ、その時はいいと思っていたんだから、仕方ないです。
60歳も近くなって、ほんとに心から男受けなんてまったく考えなくなり、
本来の自分の好きな持ち物、服装にもどれた、やっと正気になった、という
気持ちがしている。
一周まわって1970年代の後半ころの自分の趣味にもどったような気がする。
(あのころ、なにを思ったかパルコでKISSAのローファーなんか買っちゃって
大人っぽすぎてぜんぜん似合わなかった。あの靴、今なら似合うのに、と
残念に思い出す)
男受けなど意識しないくらい世間知らずで若いころ、
オーソドックス、頑丈そう、飾り気のないもの、邪魔臭くない物が好きだった。
装飾的ではないけど、なんとなく持っていると、着ているといい気分になるようなもの。
他人にはどう見えていようと、自分がいいな、と手触りや着心地で感じるものが
好きだ、と今なら堂々と思えるし、持ち物、着るものもそんな感じで
まとまってきた。
そして実際に、自分の好きな感じのものが似合うようになってきたとも感じる。
ま、自分でそう思っているまったく自己満足の世界なのですけど。
余命をカウントしてくれるアプリを携帯にいれたら
あと28年くらい余命があるらしい。
あと28年、
持っていられるようなものをこれからは選ぼう。
そして大事にしよう。