きちんとした人
きちんとした人に憧れる、
自分を棚上げするわけではないが、身辺が散らかっている人というのが嫌いだ。
とくに、料理などするときに、工程の残骸がすべて残っているような人、
あとでまとめて片づけるんだろうけれど、
散らかった台所を見ると料理の出来がよくても、なんだかうんざりする。
伊丹十三のなにかの本に、最高に料理が上手だが台所がすごく散らかる夫婦の
話が載っていて、そういう料理人はどんなに料理が上手くても認めない、とか
書いてあったのに影響されまくっている。
というわけで、自分もなにかするとき、
片づけながらする癖がある。
若いときは、なんだかすごく身辺が散らかる性質だったから、
ずいぶん変わったものだ。
思えば、食事をセーブしているつもりもなく、適量しか食べないとか
なんとなく自分に節制がきくようになってから身の回りが散らからなくなった。
そう、節制がきいている人に憧れる。