羨ましさはどうやって生まれるか
SNSとか雑誌の読者モデルとか、世の中には素敵な人、いいな~、羨ましいな、と
思わせるような人たち、物事がたくさんある、
いちいち気にしていられないくらいだ。
羨ましい、と思うのはどういう時か?
すごく高価な宝石をつけている人も素敵、と思うし、値段に関係なく、長年大事にしているアクセサリーをつけて似合っている人も素敵。
ブランドのコスメでスキンケアをして肌がつやつやの奥様も素敵だし、ちふれの化粧水で長年手入れしている人も素敵。
豪邸に住んでいる人も素敵だし、小さくても好みのインテリアでこじんまり暮らしている人も素敵。
ようは、
自分のやっていることをいかにブランド化するか、で
SNS等々での羨ましがられ度がアップするわけだ。
結局、人は、物事の金銭的な価値に憧れるのではなく、その物事がもたらす幸福感に
憧れ、羨ましいと思うのだろう。
なにをやっていようと、持っていようと、
幸せ感が出ている人が素敵だし、羨ましいな、と思われるのだろう。
いかに本人が自分に満足しているか、というムードが大事だ。
そういう人たちを見ると
同じものを持ったり、買ったりすれば自分も幸せになるのか、と一瞬思って
似合いもしない服を買ってしまったりするなんてこともあるだろう。
私もかなりそういう過ちを繰り返してきたが、
最近、年取ったせいか他人の幸せを模倣する気力もなくなった。。
結局、他人の持ち物を羨ましがっているわけではなく、
その人本人の魅力、能力、背景などなどを含めて
魅力的だと感じているわけで、たまたま手に入れやすい末端の持ち物に
目がいくが、他人の幸せをお手軽に身にまとうということは不可能なのが
とことんわかってしまった。
こういうのを肩の力が抜けたというのだろうか、
また、
自分のやっていることを、とくに人に見せたいという気持ちにもならず、
他人のことを羨ましいとも憧れるとも思わないので
だいぶストレスが減ったと言えるだろう。
それにしても
自分をブランド化するのが上手い人、
ある意味尊敬する。
そしてなにより羨ましいのは、自分のやっていること、在り様に
満足して幸せな人。
私は長年そういうふうになれなかったが、
最近やっと近づいてきたかな。